Mikanman PEN


Andrey KharitonovUntitled, 2012

Andrey Kharitonov
Untitled, 2012

(Source: jemeos, via leaud)

shinsukeyokoyama:

旧井上房一郎邸

アントニン・レーモンドの木造建築。1952年。今回の建築めぐりの中で最も実務に近いものでありかなりじっくりと見入ってしまった。片流れ屋根で奥行の浅いシンプルな形式ではあるが、一般的な日本の建築とは全てが違っているように感じた。一番はフロアラインを低く抑えていることにあるように思う。低く抑えられた軒に切り取られた庭が地続きに内部空間に取り込まれる。勾配天井の北側からの柔らかい光によっておおらかな空間を演出している。濃い色の壁や天井によって切り取られた外部の光が一層引き立てられている。ついつい人が寄って来てしまいそうな、そんな豊かなリビングルームだった。

明るい土間空間は奥行の浅い玄関と一体的になる。この半屋外スペースにはテーブルセットがあれば、来客の談話や食事にも利用できる。内外が融解していくような生活を想像できた。名前のない場として重要な存在になっている。

要素をひとつずつ確認していくことは、凝り固まっていた木造の扱いの認識をときほぐしていく作業だった。

2014.1.19